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ガルバリウム鋼板

ガルバリウム鋼板

特徴

ガルバリウム鋼板は、アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン(ケイ素)1.6%から成る、アルミ亜鉛合金メッキ鋼板です。亜鉛だけでメッキしているのが従来からあるトタンになります。アルミニウムの特徴である耐食性、加工性、耐熱性、熱反射性と、亜鉛の特徴である犠牲防食機能により、従来の鋼板よりも、さらに耐久性に優れており、あらゆる用途に対応できる画期的な鋼板です。「ガルバ」と略称されたり「ガルバニウム、ガルバニューム、GL鋼鈑」と呼ばれたりもします。金属名ではなく商品名です。

歴史

1990年代までは金属屋根と言えば亜鉛メッキ屋根(いわゆるトタン屋根)が主流でした。トタンの語源はポルトガル語で亜鉛の"tutanaga"からと言われています。戦後、建築資材が乏しかった頃、屋根や壁によく使われました。軽い材料なので屋根には適しています。強度を持たせる為に波型にした「波トタン」や「瓦棒葺き」、「折半屋根」が普及しました。

トタン屋根

しかし鋼(はがね)に亜鉛を噴射してコーティングしたのがトタンです。鋼は雨に弱くすぐ錆び、防水性もあまりありません。亜鉛でコーティングすることにより防水性を高めていますが、紫外線、湿気、雨によりコーティングは剥がれそこに雨が付くと酸化し錆びてしまいます。中国の著しい経済発展により酸性雨問題が深刻化し酸性雨によって錆の進行具合が早くなります。又、錆は他の場所にうつるので小さな錆が大きくなり他のところに増えていきます。 トタンに代わって1990年代から2000年代以降、錆びに強いなどトタンの弱点を改善したガルバニウム鋼鈑が登場しました。現在では波板も瓦棒(縦葺き)折半屋根もガルバニウム鋼鈑が主流です。

  • 錆びたトタン屋根
  • サビで穴が開いたトタン屋根

ジンカリウム鋼鈑との違い

お客様からガルバリウム鋼鈑とジンカリウム鋼鈑の違いを聞かれるので説明いたします。
違いは含まれる成分の割合です。

  • ガルバニウム鋼鈑:アルミニウム55%、亜鉛43.4%、シリコン(ケイ素)1.6%

  • ジンカリウム鋼鈑:アルミニウム55%、亜鉛43.5%、シリコン(ケイ素)1.5%

見ての通りほとんど大差ありません。亜鉛とシリコン(ケイ素)が0.1%違うだけです。ではなぜ2つの名前があるのでしょうか。一般的に言われているのが、ガルバニウム鋼鈑は日本製が多いジンカリウム鋼鈑は海外製が多いということです。どちらもアルミ亜鉛合金メッキ鋼板で耐久性もほぼ同じと言ってもいいと思います。

>>さらに詳しいジンカリウム鋼鈑についてはコチラ

ガルバニウム鋼鈑、ジンカリウム鋼鈑メーカー

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