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アスファルトシングル

アスファルトシングル

名前が似ていることから「アスファルトルーフィング」と間違われる方もいますが、「ルーフィング」は屋根材の下葺き材に使われる防水シートの事なのでアスファルトシングル、とは別物です。混同しないように「シングル材」と呼ばれたりもしています。

アスファルトシングルは軽く薄い屋根で一見、化粧スレート屋根に見えますが、>>化粧ストレートについてはこちら 北アメリカで140年位前に生まれてアメリカの住宅屋根の8割に使用されている様です。厚さは5mm程度、重量は1㎡当たり約9kg陶器瓦(和瓦)の約1/4、化粧スレートと比べても約1/2と非常の軽い屋根材なので建物への負担も少なく、耐震性も優れています。又、軽量な為、垂直に近いような急勾配の屋根にも使われたり、コンクリートの下地との相性もよく落下事故による被害が他の屋根材より低いことから高層建造物にも使われています。

アスファルトシングル材はグラスファイバー(ガラス繊維)の基板にアスファルトでコーテイングしその上から傷が付かないように石粒を施した屋根材です。石粒により吸音効果もあるため雨音もしにくいです。

表面の屋根材が傷んできても、屋根の下地(野地板)に異常がなければスレートと同様、上から新しい屋根材を貼るカバー工法(重ね葺き)の可能です。スレート屋根から、アスファルトシングル、アスファルトシングルからアスファルトシングル、その逆のアスファルトシングルからスレート屋根、板金屋根のカバー工法も可能です。

デメリットは、スレート屋根等の横葺き材と同様勾配がない屋根への施工は出来ません。原則3.5寸勾配以上の屋根しか施工できません。

石粒つきの製品ですので表面の石粒が剥がれ落ちてくるのも欠点です。雨樋に詰まったりすることもあるので雨樋の掃除も必要に応じてしなければいけません。耐火性にも劣ります。燃焼しやすく、防火地域・準防火地域には使用できませんでしたが。しかし最近ではガラス繊維で補強されたグラスファイバーシングルであれば建築基準法の改正により防火地域・準防火地域でも使用できるようになりました。湿気がこもりやすかったり、北側の屋根はカビやコケが発生しやすいです。

施工の際、専用のセメント系接着剤を使用しますが塗布や圧着作業が不十分であると、風でパタパタ煽られたり、最悪の場合その部分がめくれ破損したりしてしまうこともあります。 日本でのシェアが5%程度と低く施工できる業者が少ないのと工事品質にばらつきがでたりするのも施工不良が出やすい原因かもしれません。