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スレート屋根

スレート屋根

スレート屋根はカラーベスト、コロニアルとも呼ばれています。これは、ケイミュー株式会社(クボタ松下電工外装株式会社)の商品名で正式名称はスレート屋根です

天然スレート

ヨーロッパで、お城や寺院などの建物によく使われています。国内では、明治、大正時代に建てられた洋風建築に使われた屋根材で、丸の内駅舎、旧岩崎邸、法務省旧本館が有名です。自然の風合いが美しく、高級感があります。粘板岩(玄昌石)を薄く板状に加工したもので、天然の岩から出来ている事、割れやすく重量もあり運搬にも注意が必要で技術的に扱える職人さんも少ないことから、材料、施工費用共に高額になるためあまり日本では普及されていません。欧米では、建て替えの際再利用されることもあるようです。 日本での産地は三陸沿岸地方だけでしたが、現在では宮城県石巻市のみとなっています。 その、石巻の天然スレートも2011年3月11日の東日本大震災の津波で多くの雄勝天然スレートが流出しました。それも相まって今ではほとんどが輸入の物になります。

天然スレート

化粧スレート

先述のカラーベスト、コロニアルもこれに当たりますが、セメント(約85%)と人工繊維、天然繊維(約15%)を混合して約5mmの厚さに平板状に成形、生産された屋根材です。工業製品で品質も安定し現場での施工も最低限で済み、施工費、材料費とも安価な為シェア率は高いです。もう一つのメリットとして軽量で、屋根の重心が低く耐震性には優れています。金属屋根と比較して雨音の小さいのもメリットです。デメリットとしては、セメント瓦同様、素材自体には防水性がないため工場で成形後アクリル樹脂塗料で塗装され防水加工されています。そのため、10年~15年周期で塗装工事等のメンテナンスが必要になってきます。外壁もモルタルなどの場合はその際に屋根も塗装されることをお勧めします。又、寒さに弱いため寒冷地では使用されていません。 アスベスト(石綿)スレート)2005年前まではアスベストの規制がなかったので、それ以前に発売された化粧スレートは繊維素材にアスベスト(石綿)が使用されているものが多いです。アスベストが使用されていると強度は強く割れづらい屋根材でした。その後ノンアスベストの製品は強度に問題がありました。近年強度問題は多少改善されましたが、規制前よりかは割れやすい屋根材になってしまいました。 アスベストと聞けば健康被害を気にされるお客様もいられますが、アスベストは固形化されているので、メンテナンスをされていれば人体への影響はないでしょう。改修工事される際も、上から新しい屋根材を被せるカバー工法をお勧めしています。解体の際や改修事、屋根撤去の際に飛散抑制作業をしないと、人体への影響も懸念されますが、カバー工法してしまえば、家を建て替える際に解体する作業時以外悪影響はありません。

波型スレート

波型スレートは工場や一部住宅の駐車場や、倉庫部分に使われていたりします。原料はこちらもセメントと補強繊維を成型したもので、化粧スレートより少し厚く(6mm程度)波型に成型しています。波の大きさが小波(谷深18mm程度)大波(谷深37mm程度)があります。アスベストに関しては化粧スレートと同様です。定期的な塗装、ボルト周りの防水処理がメンテナンスとして必要です。改修工事の際はカバー工法も可能です。耐用年数は25年以上と長く、耐火性、遮音性に優れています。汚れや土埃が着き易いというデメリットもあります。

波型スレート