施工事例Works
瓦屋根雨漏り修理工事
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Before
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After
- 施工内容
- 瓦屋根雨漏り修理工事・ラバーロック工事
- コメント
- 2階建ての建物で、2階部分からの雨漏りについてご相談をいただきました。屋根に上がって確認すると、雨漏り箇所の上にある瓦が大きくズレており、これが原因と考えられました。
専門業者ではない場合や、お客様に寄り添わない業者であれば、屋根全体の葺き替え工事しか提案しないことも多いかもしれません。しかし、私たち「屋根雨漏りプロ」は瓦の部分修理も得意としています。そのため、葺き替え工事と部分修理の両方の見積もりをご提案し、今回は予算を抑えるために部分修理を行うことになりました。
部分修理でも雨漏りをしっかりと止めることができ、保証も付けることが可能です。雨漏り修理は経験豊富な専門業者に依頼することで、費用を抑えつつ確実に直すことができます。今回もお客様に大変喜んでいただけました。
施工前
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瓦がズレており、そこから雨漏りが発生しています。この下が雨漏り箇所であり、このズレが原因であることは間違いありません。原因の特定は比較的容易ですが、実際に瓦を適切に修理できる屋根業者は限られています。
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この時代の瓦は、「葺き土」と呼ばれる粘土の上に1枚ずつ瓦を載せているだけの構造です。そのため、地震の揺れや台風の強風、また内部の葺き土が流れてしまうことによって瓦がズレ、雨漏りの原因となることがあります。
施工中
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瓦のズレを整え、元の位置に戻していきます。小さなズレであれば簡単に修復できますが、大きなズレの場合、瓦の並び方の特性を理解し、順序良く修復しないと直すことは難しいです。
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先ほど説明したように、この時代の瓦は葺き土に載せているだけで、釘やビスで固定されていません。そのため、瓦を元に戻しただけではまたズレてしまう可能性があります。そこで、ズレを予防するためにコーキングで接着を行います。接着する際には、瓦の山の部分を使用し、水の逃げ道を塞がないことが重要です。
施工後
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施工後の写真です。瓦のずれを直し1枚1枚ズレ予防でラバーロックしました。
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今回の雨漏りとは直接関係ありませんが、棟の部分も台風や地震で崩れやすいため、ラバーロックで固定しました。ただし、全てをむやみに固定してしまうと水の逃げ道がなくなってしまうため、どこを固定すべきかについての知識が必要です。
瓦自体には割れや劣化が見られず、補修によって十分な耐久性を保つことができます。今後も定期的にズレや劣化がないか確認に伺いますので、引き続きよろしくお願いいたします。